モビガーデンというブランドを知ってますか?
中国のブランドなんですが、テント界の常識を覆したかのような最強コスパのテントでした。
今回は実際利用してみたので紹介します。
この記事はこんな人におすすめです!
◻︎モビガーデンのテントの購入を検討している方
◻︎安くて性能のいいテントを探している方
◻︎これからテント泊登山に挑戦したい方
僕は日本一周をしています。基本は車中泊をしていますが、山に登る時やキャンプ場などでテント泊をする事があります。
以前はNEMOというブランドの山岳テントを使ってましたが、その後ネイチャーハイクのテントに変え、今回モビガーデンのテントを利用することになりました。
3つのテントを利用した僕が素直に感じたことを、ここでは紹介していきます。
モビガーデンって何者?
みなさんモビガーデンというブランドを知っていますか?
モビガーデンは中国の会社で2003年にアウトドア業界に参入して以降、中国の中での認知度はかなり高い会社です。
日本では同じく中国メーカーのネイチャーハイクも有名ですが、どちらも製品の他のアウトドアブランドよりも価格が安く、正直どちらのブランドもクオリティがめちゃくちゃ高いです。
テントについて
僕が利用しているテントはモビガーデンの LIGHT KNIGHT 1 JPN (日本専用仕様モデル) というテントです。
スペックはこんな感じです!
総重量 | 1395 g (フットプリント約120 gを含まない) |
最小携行重量 | 1220 g (フライシート・インナーテント・ポール重量の合計) |
展開サイズ | 全幅:110 cm(72 cm) 全長:275 cm(前室長60 cmを含む) 全高:100 cm |
収納サイズ | 39 × Φ12 cm |
フライシート素材 | 20Dリップストップナイロン(シリコンコーティング) 3000mm防水 |
インナーテント素材 | 上部 :10D透湿ナイロン[撥水加工] ボトム:20Dリップストップナイロン (シリコンコーティング)4000mm防水 |
ポール素材 | A7001アルミ合金 |
ペグ | アルミ合金 |
フットプリント | 20Dナイロン |
保証期間 | 1年 |
このスペックのテントが約2万円で手に入るってかなりすごいです。
しかもこのテントは日本の山岳気候に合わせて設計されています。
インナーテントが非メッシュになっていて冷え込みや湿度が高い日本の山岳でも快適に利用できるようになっています。
これが、僕がネイチャーハイクのテントからモビガーデンに変えた最大の理由です。
やはり山で利用するなら夏山でもメッシュテントは少し寒いなと感じました。インナーテントが非メッシュなのは山岳利用には欠かせない点の一つです。
実際に使ってみて良かった点
先日、北アルプスの燕岳に登った際、実際にこのテントを利用してみました。
この日は雨が降ってたこともあり、朝の冷え込みが厳しい日だったので、初めてのテントを試すには少しハードルが高いかなと感じていたのですが、結論は快適に過ごせました。
設営に関して
まず、設営は吊り下げ方式なのでめちゃくちゃ簡単!
初めての設営でも10分ほどで完成します。
このテントはトレッキングポールを利用すれば、タープのように利用することもできますが、この日は雨が降っていたので普通に設営したのみです。
テントの中は一般的な1人用テントと同じくらいの大きさです。マットレスを敷き、頭元にザックを置くスペースがあります。全室も靴を置いて、バーナーで調理するスペースは十分にあり、一人での利用なら何も不便がなかったなという印象です。
そして、この日は8月の山でも朝方の気温は一桁でしたが、それでも非メッシュテントのおかげで乗り越える事ができました。
やはり夏の山でも防寒対策は必要なので、メッシュだったらと考えると寝れてなかったなと感じます。
また、雨の影響で浸水・浸透することもなく、防水機能もかなりしっかりしている印象です。
風に関してもペグを打ったのみでしたが、朝までペグが外れたりすることもなく過ごす事ができました。
テント内の工夫
テントの中にも工夫がされていて、天井にはカラビナが設置されているのでランタンを設置することが簡単にできたり、テント内に小物を入れるスペースがあり、最低限の性能だけではなく細かなところも考えられて設計されている印象です。
入り口部分は非メッシュだけではなく、メッシュの入り口にもなる二重構造になっているので、夏キャンプなどではメッシュにして涼しくなると思います。
山岳にも平地のキャンプにも利用できるように作られているので、かなりコスパいいなと感じました!
また、メッシュ生地のインナーテントは別売りでも購入できるので、平地の夏キャンプなどではそちらを購入するのもおすすめです!
また、テントの全室が広いということも、かなり嬉しいポイントでした。
登山靴を置いて、ポールを置いて、その横で調理ができるほどのスペースがありました。
周りの目を気にする事なく調理できるのは、かなり嬉しいポイントでした。
設営の簡単さと、日本の山でも問題なく使える性能は本当に値段以上だと感じました!
他の有名メーカーのテントだと4〜5万しますが、正直性能的には大きく変わる点は少ないんじゃないかと思います。それくらい素晴らしいテントだと感じます。
ここが改善すると嬉しい!
今回このテントを利用してみて、気になる点が3点ありました。
1点目はファスナーが噛み込んでしまうことです。
素材の問題なのか、開け閉めすると必ず噛んでしまいました。
僕の開け方が悪いのかと思ってましたが、他の方の口コミなどでも同意見が書いてあるので、この点は改善してくれれば嬉しいなと感じます。
2点目は結露がすごかったという点です。
僕が利用した日の天候の問題の可能性も高いのですが、朝起きた時に天井も床も結露で濡れていました。ただ、天井から垂れてくることはなく、横の壁沿いに垂れていたのは良かった点です。ーす
対策としてはメッシュ生地に変えたりすることが有効だそうですが、寒い山岳ではなかなか出来ませんでした。天井に空気窓などがあると少し変わるかもしれないなと感じました。
しかし、高いテントを使っても結露との戦いは起きるのでこのテントだからというわけではないのかもしれません。
3点目は収納のスペースが少ないことです。
一応テント内にメッシュの小物入れスペースがありますが、もう少し大きいと便利だと感じました。
今回の利用ではヘッデン(ヘッドライト)を入れるだけで精一杯でしたので他の小物入れる事ができませんでした。せっかく作ってくれるならもう少し大きくしてほしかったなというのが感想です!
とはいえ、値段以上の性能があることは前提なので、こうした点も安いから仕方ないかと考えれてしまう点も素晴らしいテントだと感じます。
まとめ
今回このテントを北アルプスで使ってみて、本当にコスパ最高なテントだという事がわかりました。
〜このテントのいいところ〜 ・価格が安い ・設営が簡単 ・インナーテントが非メッシュ ・入り口がメッシュと非メッシュの二重構造になっている ・全室が広くできている。
これだけのメリットがあるテントが、約2万円で手に入るのは本当にすごいと思います。
他社のテントと比べても劣らない性能ですし、特に初めて山岳テントを買う方にはおすすめの商品です。
保証もしっかりしているのも、初心者には嬉しいポイントです。
ぜひこれからテントを買おうとしている方はぜひモビガーデンを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
このテントを持って今週末も山に行ってきます!
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